脱 臼

 すべてのスポーツにおいて関節は、あらゆる動作の基盤となり大きな役割を果たしています。

 脱臼とは、その関節が外れた現象で、こうなってしまうと全ての動きが困難となってしまうスポーツ障害です。

 また脱臼は再発が多い疾患といえます。脱臼した関節は、それと連動し、支え役の靭帯に炎症や断裂を伴うことが多く、これが再発の多い要因となってしまいます。

 一般的に脱臼が起こりやすい要因としては、関節を構成している骨同士が正しい位置に設置されていないことが多いです。

 これ以外には、骨の位置がずれる脱臼は、強い力が関節部にかかることで生じるため、ボディコンタクトのある競技で多く見受けられます。

 特に相手の関節やバランスを崩すことを起点とする柔道は、脱臼になりやすいスポーツといえます。

 脱臼は再発しやすいスポーツ障害で、関節は凸部と凹部で構成されており、一度脱臼を起こすと関節が抜けたときの影響で凹部が広がってしまい、凸部を元通りの位置に戻しても余分な広がりがあるので、関節がルーズな状態になり脱臼が再発してしまいます。

 これを「ルーズジョイント」と呼び、これは脱臼だけでなく捻挫でも起こしやすくなります。

 もちろんルーズジョイントになると靭帯にも影響があり、ちょっとした負担でも靭帯損傷になる可能性が高まります。
脱臼になってしまった場合は、早急に専門施設での適切な処置が必要です。

 この時に関節を元の位置に戻すだけでなく、靭帯への処置も大きな比重をしめます。

 脱臼の治療を見よう見真似で手足を引っ張り元の位置に戻していると、正常な位置に完全に戻りきらないまま関節が固定されてしまい、関節の機能が十分に回復できなくなってしまいますから、症状とは別に注意が必要です。

 また小さな子供の場合、親から手を引っ張られることによって、靭帯から肘の橈骨が外れてしまうことがよくあります。戻すのは比較的簡単ですが、大人の力加減には十分注意が必要です。

 札幌こども脱臼1

 

札幌こどもスポーツ障害